『参政党』は地方から日本を変える! 【神谷宗幣】

『参政党』は地方から日本を変える! 【神谷宗幣】 参政党から学ぶ
参政党から学ぶ

尚、このコンテンツは、2022年の各地の地方選挙で、参政党の 神谷宗幣 氏が街頭演説で訴えた言葉を整理したものです。

街頭演説20221002川西市
街頭演説20220909沖縄市・那覇市(1回目)・名護市・恩納村
街頭演説20220908恩納村・那覇市(1回目・2回目)

「地方議員って何?」

参政党は新しい政治活動に挑戦していく政党で、「地方から日本を変える」ために地方議員にかかる期待も大きいため、その理解は候補者にとっても支持者にとっても特に重要です。

理解の一助になればと思い、当コンテンツをつくっています。

ただし、文章だけで実際の街頭演説は表現しきれるものではありませんし、文章に整理したために氏の真意とすこし違っているかもしれません。

また、非公式のためご本人の確認は得ていません。

尚、関係者の方からご意見があった場合には、速やかに修正・削除も含めて対応しますので、ご連絡いただければ幸いです。

『参政党』地方議員は ”想いの受け皿”

『参政党』というのは、みなさんが『参』加できる『政』治をつくる『党』。

みなさんが参加できる政治をつくり、みなさんに政治に参加してもらい、みなさんと一緒に考えたい。
参政党は2020年の4月11日にできた新しい政党で、それまでもみんなで一緒に勉強しながら一緒につくってきた。

「みんなでつくる」そういう政治を根付かせていきたい。

一票を入れて欲しいわけではない。一票を入れてその後、一緒に活動して欲しい。
やるのは皆さん。議員を支えてサポートするのも皆さん。

「私たちも一緒にやるから、議会で私たちの想いを伝えてね。一緒に頑張ろうね」

そうやってお互いに支え合う。

議員には議員の役割があり、サポーターにはサポーターの役割があって、どっちが偉いわけでもない。

議員は、「選挙に通ったあとに何をするのか?」を皆さんと約束する。

そして選挙に通ったあとは議員だけがそれをやるんじゃなく、皆さんにも一緒にやってもらう。

議員が勉強会を開いたら参加してみる。誰も来てくれなかったら続かない。
もし講師の話が面白くないなら「もうちょっと面白い講師を呼んだら?」と伝える。
もし議員の話が面白くないなら「もうちょっと勉強しないと人が集まらないよ」と伝え、愛をもってみんなで育ててあげる。

皆さんは、地域の問題や課題を議員に教えてあげる。地域のことはその地域の人たちにしか分からない。
地方議員は、地元に根付いて活動するから、皆さんに会って話し合う。

皆がそれぞれの出来ることを、ちょっとずつ一緒にやっていく。

そうして皆さんが政治に参加することで、議員に感謝の気持ちも生まれて「みんなのために頑張ろう」といって頑張れる。

この信頼関係がないからお金や利権に流されて、今のように政治がおかしくなってしまう。

参政党は、信頼関係がある政治をつくっていく。

参政党の地方議員は、地域のこと・日本のことを一生懸命考える皆さんの ”想いの受け皿” になる。

そして、皆さんと議論をし、地域の未来・日本の未来を考えていく。

『参政党』議員は想いの受け皿

『参政党』地方議員が今までにない政治をやる

参政党は新しくつくって新しく国政政党になった政党。
だから、今までにないことを期待されている。変化を求められている。

「参政党の議員ってそんなことをするの!?マジか!?」
「よくよく考えたら、参政党のやり方が正しいよね」

そう思ってもらえるような、常識の転換を図るような、そういう活動を日本全国津々浦々からやりたい。

私たちは前例踏襲をやめる。
旧態依然のことをしていたら意味がない。
他の党と同じことをするなら、参政党から立候補した意味がない。
党としても、議員にそういう行動はさせない。
もちろん、良いところは取り入れたら良い。

今までの地方議員は町内会長のようなことをしてきた。
他の政党は今までの通りの活動をすれば良いけど、それでは良くなってこなかった。

地方議員が御用聞きをしているだけだから、その地域が良くならない。
地域が良くならないのに人気を取らないといけないから、お祭りにいって挨拶をしたり個別訪問したりして「1票入れて下さい」と言う。
間違ったところに労力がかかる。

議員にとっては票を集めるための手っ取り早い方法なのかもしれないけど、そんな政治をやっていても何も変わらない。
こんなことが日本中で起きてしまっている。

地方議員の役割は単なる御用聞きではなく、色んな政策や予算の使い方を決めること。

支持する人たちも自分たちの利益ばかり求めて「アレしてくれ」「コレしてくれ」しか言わない。
「順番待ちしている保育園に入れてくれ」「もらっちゃいけない生活保護を支給してもらえるようにしてくれ」とかズルいことばかり頼んでくる。
「そんなことはやらない」と断ると、「他の政党はやってくれた」と言う。

そうして「みんな自分のことしか考えてないじゃないか」と思ったときに、政治家は気持ちが折れて悪い方へ堕ちていってしまう。
政治家が悪いことをするようになってしまう。

地方議員が正しい活動をするためには、地域の人たちが「何を議員に頼めば良いか?」ということを理解してくれていないといけない。
「なにが市の仕事で、なにが県の仕事で、なにが国の仕事か?」こういうことも理解していてくれていないといけない。

そうじゃないと、その地域が良くならない。

だから、そういうことから皆で勉強する。

地方議員に党としてやってもらうことは3つ。

1つ目、勉強会を開く。

2つ目、議員自身が人前で ”先生” をやる。

3つ目、事業をやる。

これをやることが大事であって、候補者にはもちろん選挙に勝ってもらいたいけど、勝ち負けも議員になるならないもどうでも良い。
参政党は政権与党になるとか、国会議員をただ増やすとかを目指しているのではない。

新しい選択肢をつくって、今まで変えられなかったことを変えていく。

これが参政党への期待だと思っている。

『参政党』地方議員は学びの場をつくる

参政党の地方議員には、みなさんの地域で勉強会を定期的にひらいてもらう。

これは参政党の一番の目的であって、地方議員に一番期待していること。

皆さんに色んなことを勉強してもらって、日本の今の状態を把握してもらい、

「このままじゃマズイぞ」
「これから日本に大きな危機がやってくるかもしれないぞ」
「これじゃあ子供や孫の世代に大きなツケを遺すかもしれないぞ」

そう気づいてもらいたい。
押し付けではなく気づいてもらうことが大事。

だから、地方議員には「みんなに情報を伝えたい」「本当に学んで欲しい」「一緒に考えて欲しい」、そういう想いで勉強会をひらいてもらいたい。

地方議員は、そんなに高くないとはいえ活動費になるくらいの金額はいただけるから、そのお金をつかって勉強会をひらく。

10年20年かけてずっと研究してきたような先生を定期的に招いて、皆で集まって勉強する。
それぞれの町にこういう学びの場があることが大事。
動画でみるのと実際に先生に会って目をみて話すのとでは、まったく伝わり方がちがう。

皆さんからすれば、参政党の地方議員がいればそういう学びの場が自分たちの地元にできる。
東京とか大阪へ行かないと話を聴けないような先生が、車で30~40分の所に来てくれて、1000~2000円払えば地元に焦点を当てた話を直に聴ける。

さらに、知事も招待して識者から生で話を聴く場所を提供する。
知事というのは県民みんなのトップなので、イデオロギーは関係なく政党に偏りなくお付き合いをしないといけない立場。

こうして情報共有をするだけで皆の情報のレベルが上がって、意識が変わる。

そうすれば、みんなが今の国際情勢を分析して、これからの日本のあり方を考えて、自分たち一人一人がどう生きていけば良いのかを自分なりに考えていける。

「地域にどんな課題があるのか?」
「どうすれば地域の問題を解決できるか?」

仲間を増やして、支援者を広げて、みんなで集まって衆知をあつめる。

この戦後77年間、日本人は政治とか、軍事とか、哲学とか難しいことをあまり話さなくなった。
学校でもそういうことに触れなくなった。
「とにかく豊かに安全安心であればそれで良いじゃないか」という風になってきてしまった。

でも、時代が大きく変わるであろう時、これでは立ち行かない。
「国の言うことに従っておけばそれなりに幸せになれる」という右肩上がりの時代ではなくなってしまった。

だから、今、まだ最悪の状態になっていない段階で、次を見越して準備をしていく必要がある。

皆で情報を共有し、政治のことを考えて具体的に行動していく、そういう地方議員が絶対必要。

『参政党』議員は学びの場をつくる

『参政党』地方議員がつくる学びの場とは?

学ぶ内容は、いきなり国防とか財政とか難しいことじゃなくて良い。
皆が関心のあることから勉強していけば良い。

子供の教育に悩んでいる人はたくさんいるから、「子供の教育をどうしていけば良いか?」を勉強しても良い。

お金は生きていく糧であって、特に「子供たちにかかるお金は大丈夫かな?」「子供たちは生活していけるかな?」と気にしている人はたくさんいるから、将来のお金のことを勉強しても良い。

資産をつかってお金を殖やす方法を勉強しても良い。

日本人は勤勉で、労働して賃金を得ることはよく知っているけれど、それでは収入は増えない。
車を買ったら自動車税を払い、家を買ったら固定資産税を払い… お金がでていってしまう。

資産をつかってお金を殖やすことを日本人はほとんど知らないけれど、アメリカ人はよく分かっている。
家を買って人に貸せば家賃が入ってきて収入が2倍になるからと、若いうちにお金を貯めて大きめの家を買う。
これはアメリカの不動産が、建国以来ずっと値段が上がっていくからできることだけど、知識さえあれば日本でも似たようなことはできる。

そうすれば、もし自分が働けなくなっても資産がお金を稼いでくれて、労働と資産の両輪で稼げる。

「我々がどんなものを食べさせられているか?」「どんなものを食べれば良いのか?」を勉強しても良い。

例えば、若いうちに食を整えておけば、不妊にだってなりにくくなる。
不妊の原因は精子や卵子の異常で、妊娠ができない身体になっていること。
そこに食べ物が影響していると言われている。

そういうことを学校も教えてくれないし、マスコミも政府もちゃんと言ってくれない。

こういったことを学べば、みんなの暮らしや人生が良くなる。

だから、学びの場をつくるのも政治。

『参政党』議員は真の”先生”になる

『参政党』地方議員は真の ”先生” になる

議員は、勉強会に参加して講師の話を聴くだけじゃなく、自身でも話ができるようになってもらいたい。

しっかり知識をつけて、みなさんへの報告会を定期的にやる。

そこではまず、地方議会の仕組みを伝える。

「地方議会をどう活用すれば良いのか?」をそもそもみんな知らない。
「地方議会は議員がやるものでしょ?」「私たちには関係ないでしょ?」「私たちには何もできないでしょ?」とみんな思っている。

政治に参加する権利を有権者は本来もっているのに、その使い方を知らない。学校でも教えてくれない。

「おかしいな」
「こういうものがあったら良いな」

日常で思ったときに、どういう風に自治体にはたらきかけたら良いかを知らない。遠い存在になってしまっている。

実は、市役所は手続きをする以外にも色んな使い方があって、そのための職員がたくさんいて、皆さんの税金がそこにつかわれている。
それなのに、ほとんどの人が上手につかえていない。だから、

「こういうことが出来るんですよ」
「こういう関わり方があるんですよ」

と伝える。

『陳情』や『請願』という制度で、みんなの声を行政に伝えて改善してもらうこともできる。
議会の傍聴もできるし、議員と一緒に質問をつくって議会を通じ自治体の首長へぶつけることもできる。
首長を呼んで座談会をひらいたりすることもできる。

そういうことをすれば、子供たちが遊ぶ公園を整備することだってできる。

日本は民主主義なんだから、本来なら学校でこういう政治への関わり方を教えないといけない。

でも、学校では教えないから、議員が議会の仕組みを勉強して、政治への関わり方、政治に関わることのメリット、政治に関わらないことのデメリットを自分の言葉で話せるようにならないといけない。

議員がしっかり学んで理解して、みなさんに伝えられるようになって、そして民主主義の先生になる。

自分でひらいた勉強会で議員自身も学び、それを咀嚼して自分で伝えられるようにしていっても良い。
そうすれば、みなさんから講師料をとらなくても勉強会をひらけるようになる。
忙しくて勉強会に参加できない人にも伝えられるようになる。

「面白い」「勉強になる」「子供にも聴かせたい」そういう話ができるように議員が勉強をしていけば…

「この議員さんは一生懸命勉強して教えてくれる」
「学校で教えてくれない話を教えてくれる」
「この議員さんの話は勉強になる」

そう言ってもらえるようになる。
みなさんに言葉が届くようになる。
仲間がどんどん増えていく。
議員に情報が集まるようになる。
さらに理解も深まり伝える力も高まる。
地力がついて、何を聴かれても答えられる議員になる。
議員がレベルアップするのと一緒に、周りにいる人たちもレベルが上がっていく。

これだったら税金を払っている価値があるじゃないですか?

参政党の地方議員には、「先生」とただ呼ばれて持ち上げられるだけの議員ではなく、本当の意味での ”先生” になってもらいたい。

『参政党』議員は究極のボランティア

参政党の議員には事業をやってもらいたい。会社もつくって欲しい。

その理由の1つ目は、”ご飯を食べられる” くらいのお金は自分で稼ぐべきだから。

市議会議員くらいになると、年収が平均よりも高いから議員としての収入だけで生活できてしまう。
でも議員だけを専業でやるようになってしまうと、選挙に落ちたら無職になってお金がなくなってしまう。
お金に困っているような人が政治をやると何もいいことがない。

次の選挙に受かって議員でありつづけることが目的になってしまう。
議員にしがみつくのに必死になって、死ぬまでやったりしてしまう。
世襲したりして家業にしてしまう。

だから、議員にならないと ”ご飯を食べられない” 人は、議員になってはいけない。
事業ひとつ回せない人は議員としての能力はないし、ハッキリ言って議員として役に立たない。

議員は町や国を経営する人じゃないといけない。

議員だけを専業でやるのは良くないから、自分の生活費は自分の事業でまかなえるようにしておかないといけない。

そういう状態にしておけば、「自分は役割を終えたな」「自分はみなさんからの信任を失っているな」と思ったらいつでも議員を辞められる。
目的をもって特定の期間だけきちっとやって、目的がちゃんと果たせたら任期途中でも他の方に席を譲れる。
議員というのは、交代で役割を担ってバトンタッチしていく仕事。

「私は議員のお給料で生活しているんではない」

そういう気持ちでボランティアのつもりでやる。

とはいえ移動するのにもお金がかかるし、先生を招いて勉強会するのにもお金がかかる。
だから議員の歳費は、全部とは言わないまでも活動費としてみんなのために使う。

ヨーロッパでは地方議員はみんなボランティアで、本業をもった人たちが夜とか週末に集まって町の運営について話し合っている。給料はない。

そんなことを言うと「貧乏人には政治をやるなということか!?」と言われるけれど、「自分の生活もきちっと確立できない人には、他人の面倒をみることはできないでしょ?」ということ。

政治家は究極のボランティアで、自分の時間とかお金をつかってみんなのことをお世話する、そういう想いと余裕がある人がやらないといけない。

そう言うと反感を買うかもしれないけれど、参政党はそういう人たちが政治をやるべきだと考えている。

もちろん弱者の生活をサポートするというのも大事なことで、政党のコンセプトが違うというだけの話。
政党ごとにカラーがあって良いはず。

政権与党だったら全てに責任をもたないといけないのでそんなことは言ってられないけれど、今、われわれ参政党は野党でしかも小さい新しい党で、カラーを鮮明にして明確に打ち出していかないといけない立場。

参政党というのは、人のお世話をできる人が集まって、私利私欲ではなく「日本や地域の未来を考えましょう」という政党。

『参政党』議員は経営者・労働者・納税者の視点でやる

『参政党』議員は経営者・労働者・納税者の視点でやる

議員に事業をやってもらいたい理由の2つ目は、世の中の色んな仕組みや現実があることがわかるから。

事業をやれば、納税する。だから、
納税者の気持ちがわかる。
税金がどれだけ高いかがわかる。
人を雇うのがどれだけ大変かがわかる。

なぜ企業が正規雇用せず、派遣労働者にどんどん切り替えていくのか?

正規雇用だと、消費税を丸々払わないといけない。
それに対して派遣社員だと、雇った分が経費になるから、払わないといけない消費税の額が減る。

経営者が苦労してたくさんの従業員を雇っても、利益の半分が税金として取られてしまう。
だから正規雇用を続けていくのがすごく大変で、人を1人雇うということがすごく重い。

今、みなさんが働いて稼いだお金の半分は、税金と社会保険料でもっていかれている。
その金額はどんどん増えて国民負担率48%。
この20年で手取りの給料は年間34万円減り、社会保障費や消費税で年間54万円増え、手元に残るお金が合わせて84万円も減った。

税だけでも何十種類もあるし、「社会保障は税ではないです」なんて言われてあらゆる方法で見えなくされているから、みんな分からない。

事業をして会社を経営していたら、こうした世の中の現実がよく分かる。

世襲議員や職業政治家の悪い点は、議員としての収入とか献金とかで生活しているから、働いて稼いで税金を納める人の気持ちがわからなくなってしまう。
給料が下がって苦しい状況にいるみなさんの気持ちが分からない。
そういう意味では役人も同じで、税金を納める感覚が抜け落ちていて、「税金はもらって当たり前だ」という感覚になってしまっている。
みなさんから稼いだうちの半分ものお金を預かって、運用しているんだという感覚が抜け落ちてしまっている。

だから、「予算を使い切らないといけない」という感覚になる。
「予算が足りない」なんて言いながら、「国からとってきた予算だから消化しなきゃ」とか言っていっぱい予算をムダにしている。

「みなさんから預かったものをどうやって有効につかって、みなさんの暮らしを良くするのか?」

こういうことを考えつづけるのが議員のはずなのに、本質から外れてしまう議員がたくさんいる。

地方議員だけではなくできれば国会議員も兼業でやって、「自分たちがもらっている給料はどういうお金なのか?」「自分たちが決めている予算というのはどういうお金なのか?」をきちっと考えながら、みなさんと同じ目線でやらないといけない。

議員は、経営者の視点、労働者の視点、納税者の視点ででしっかり世の中を感じないといけない。

みなさんから預かった税金を有効につかうことで、みなさんの収入が上がったり生活が安定するような政治をやらないといけない。

これが参政党の議員の目標。

『参政党』議員は、『本当の政治家の仕事』をやる

『参政党』議員は、『本当の政治家の仕事』をやる

議員に事業をやってもらいたい理由の3つ目は、事業をやればそこにお金の循環が生まれ、雇用が生まれ、それ自体が地域経済を元気にするから。

それをやったのが江戸時代後期の上杉鷹山で、財政がボロボロで貧乏でお金がなかった藩を立て直していった。

上杉家はもともと新潟で広い土地をもっていたのに、関ケ原の戦いで敗けて米沢の小さい土地に移されて、家臣はいっぱいいるけれども領地がなくて税収がなかった。
それをどうやって立て直すかということで、大名なのにビジネスモデルを考えて「こういうことをやろうよ。こういう風にしてお金を稼ごうよ」と言って領民たちを起業させ、地域の特産品をつくるのに用水路で鯉を育てたり、新しい植物を植えてそこから繊維をとって織物をつくったりした。
そうやって庶民も豊かにして、藩の財政も立て直すということをやった。

これが本当の政治家の仕事。

今の政治家は、税金から給料をもらうだけで、税収を増やすことがほとんど出来ていない。

国から言われたことを「はい、分かりました」とやって、助成金があれば決まったことにだけ使い、それ以外の新しいアイディアなんか出さない。
議会にただ出席して質問し、冠婚葬祭や運動会で挨拶をして、「忙しい忙しい」と言っている。
挨拶周りなんていうのは自分の選挙活動でしかなくて、政治家の仕事ではない。

こんなことでは政治に関心が湧かないし、自分たちの生活に政治が関わっているとは思えない。
そう思わせている今の地方議員のはたらきが悪い。

「あの人はウチに◯回挨拶に来てくれた」なんていう理由で議員を選ぶ有権者も悪い。
そんなことで選んではいけない。

「あの人はちゃんと勉強している」
「あの人はちゃんと私たちの町のことを考えてくれている」
「私利私欲なく、ちゃんと活動している」

そいうことをチェックして選ばないといけない。
そうじゃないから議員の質がどんどん落ちてきた。

「市民からもらった税金をつかって、いかに市民にたくさんのサービスや利益を還元するか?」

それを考えるのが政治家の仕事。

なぜこの『本当の政治家の仕事』をする人がいないのかというと、こういうことを教える場所が日本にはないから。
ビジネススクールはあるけれど、ポリティクススクールはない。

素人が政治家をやっている。
それどころか「議員になれば ”ご飯が食べられる”」と職業議員になりたくてなっている人がいっぱいいる。

地域の人の所得が低いなら、起業するサポートを行政にさせ、「地域の利益に適うものだったら行政もサポートしますよ」という制度をつくって一緒にやる。
そうやって自分も儲けたって良い。
「我田引水だ!」と批判する人がいても、その儲けたお金で新たな事業を起こせば良い。

この『本当の政治家の仕事』をやる議員を「変わってる」と言う政治家は、自分の仕事をサボっている政治家。議員としてのあるべき姿をもっていない政治家。

議員は経営の発想をもたないといけない。

『参政党』は政治家をみんなで育てる

地域の役に立つ議員、みんながお願いしたいなという議員は、ある日突然、白馬に乗って現れるようなものではない。

自分たちで育てていくしかない。
だから、みんなで応援して少しずつ育てていきましょう。

議員ひとりに「頑張ってね」とやらせるだけではダメ。
一人では選挙にも通らないし、政策もつくれない。
みんなでやっていく体制にしないといけない。

もし一人にやらせてしまったら、「なんでこんなに頑張っているのにみんな分かってくれないんだ。なんで一緒にやってくれないんだ」と世の中を恨んでしまう。
その恨みが「どうせ誰も協力してくれないんだから、自分は自分のことをやろう。自分さえよければ良いんだ」「ウソをついてでも選挙に勝って議員のバッジをつけてお金をもらえればいいんだ」と思わせてしまう。
政治家だって人間だから。

みんなが集まって話を聴いてくれる、一生懸命協力してくれる、そういうみんなの想いを感じたときに「自分も頑張ろう。みんなのために頑張ろう」と思える。

良い政治家をつくるのは、その地域の有権者。

まわりの人たちが一緒にやらないと良い政治家なんか育たない。
選挙にいって一票だけ入れて「あいつはダメだ。こいつもダメだ」なんてやっていても何も世の中は変わらない。

課題をみんなで認識して、「なんとかしましょうよ!」というリーダーを育てて、一緒に活動していく。
そうすると政治が少し変わり、それが成功体験になって、みんなが「もっとやってみよう」と思える。
そうやって少しずつ成功体験を積み重ねていく。
参政党はそうやってきて出来たし、地域でもそれをやってもらいたい。

そして志ある想いをもった人たちが集まって、「一生懸命やってるね。楽しそうにやってるね」と言ってもらえるようなコミュニティをができれば、そこにはまたお金や利権には関係ない人たちが集まってくる。

そういう人たちが集まって政治が良くなる。

2人目3人目と隣町にも議員を出そうという動きもでてくる。

そうやって地域全体にチームが広がっていくと、次の大きなうねりが起きる。
そのうねりの集合体として国が変わる。

『参政党』は若い志をもった議員をみんなで育てる

『参政党』は若い志をもった議員をみんなで育てる

議員になるのは若い人の方が良い。

高齢の議員も知恵袋の長老みたいな人がひとりくらいいても良いかもしれないけど、今は半分くらいが70代。
「これで30年後のことを考えられるのかな?」と思ってしまう。

30代40代くらいの子育て世代の人に議員になってもらって、みんなで育てていく。
若い人は荒削りで足りないものがいっぱいあるけれど、その分、伸びしろがある。

だから批評をするんではなくて、その人がもっている想いや可能性に期待をして、みなさんで一緒に議員として育ててもらいたい。
しっかり支えてあげて、人生の先輩としてちゃんと伝えてあげれば、みなさんの想いをスポンジのように吸収してやってくれるはず。

せっかく真っ直ぐな想いをもった若い人が政界に入っても、結局、先輩と同じになってしまう、そんなパターンをいっぱい見てきた。

みんな青雲の志をもって入ってくるけど、先輩に「そんなのじゃあ政治は出来ない」と悪いことを教えられて、「政治ってこんなものなのか…」と最初の失望を感じる。
それでも「みなさんに選んでもらったから」と頑張って続けようとするけど、残念ながら先輩に染まって志をだんだん失っていってしまう。
そして何期かつとめて後輩ができると「そんなのじゃあ政治は出来ない」と言い出す。

若い候補者たちがそうならないように、しっかり守ってあげないといけないし、教えてあげないといけない。

活動の基本は、参政党としてしっかりと指導する。
ちゃんとガイドラインも作ってやってもらえるようにする。

そうやって、みんなで地域のリーダーに育てていく、参政党をそういうプラットフォームにもしたい。

『参政党』議員は市民の日々の暮らしを感じながらやる

『参政党』議員は市民の日々の暮らしを感じながらやる

若い議員が地域のリーダーになるまでには、5年10年かかるかもしれない。けど、

「当時はちょっと頼りなかったけど、選んで良かった」
「良い議員になった。市長を任せても良いんじゃないか?国会議員に推してもいいんじゃないか?」

そういう風に育てていきませんか?

候補者や議員に「がんばってね」と言うだけではダメ。
みんなでやっていく。

子育て世代でも地方議員はできる。
小さいお子さんをもった女性だってできる。

市議会議員の仕事は、年間70日くらい議会に行けば、あとの300日は休み。
特別な委員をしていればもう少し議会があるけど、それでも200日はある。

365日すべてで議員としての仕事をやらなくてもいい。
地方議員にはそこまでの給料は支払われていない。

だから、議員になったら200日くらいは自分の事業をやったら良い。
そして70日は議会、残りの100日くらいは勉強会をやったりする。

「この時間は議員の仕事、この時間は自分の事業」と、ちゃんと線を引いてやる。
「なんのために議員をやるのか?なんのために自分の事業をやるのか?」をちゃんと区別してやる。

「新しい地方議員としてのスタイルを、私たちが今つくっているんだ」という気持ちでやる。
大衆迎合するんじゃなくて、「既存の地方議員のスタイルと、私たちの地方議員のスタイルを比べてもらったら良いです。選挙のときに約束したスタイルなので、嫌だったら一票を入れてもらわなくても結構です」と最初から説明してやる。

「私たちがつくりたいこの地域はこうなんだ。だから、365日の内この時間をこういうことに使ってやっています」と理路整然に説明できる議員になって、後輩たちが「子育てしながらでもできるんだな」というモデルをつくっていってもらいたい。

自分の事業にも時間を使って、市民と同じ目線で市民が日々どうやって暮らしているのかを肌で感じながらそこにある問題を一緒に解決できる、そんな議員を育てていく。

『参政党』は子供たちに誇れる選挙・政治をやる

参政党は、「みんなが参加できる新しい政治の仕組みを、みんなで作りましょう!」と訴えて、2022年参院選で177万票いただいた。

その最前線が市議会議員。

だから、”議会で質問し、委員会に出席して、視察に行く” だけでは、参政党から出馬して議員になった意味がない。

「なぜ市議会議員になるのか?」

選挙ではそういう初心を語り、みなさんに選挙活動に協力してもらって良いチームをつくる。
それが選挙後に、みんなでその原点を一緒に大きくしていくことにつながる。
町の問題や国の問題を一緒に考えて、おかしい事があるんだったら、諦めるのでもなく文句を言うのでもなく、「変えていけば良い」という前向きなチームをみんなでつくる。

子供がいれば一緒に連れてきて大人と一緒に学んで、物事を前に進めていく姿を見せるのが一番良い政治の教育。世の中を変えるための教育。
公園の整備についてといった小さな事でも良いからきちんと形にできれば、そのプロセスを見せてあげることが子供にとってすごく勉強になる。

「お父さんお母さん、お祖父ちゃんお祖母ちゃんがみんなで時間をかけて勉強して、提案をつくって町に言ったら変わった」
「こうやってみんなの役に立つことができるんだったら、私も勉強したい。将来は議員になりたい。市長になりたい」

心のキレイな子供たちはそう言って、優秀な子が政治の世界に入ってくるようになる。

今、日本の子供たちは政治家にまったく期待していない。
将来の夢を聴かれて「総理大臣になりたい」「国会議員になりたい」なんて言う子はいない。

メディアが政治家を叩きすぎるのもあるけれど、大人が政治に関わっていないから。
選挙に関わっても、泥臭い誹謗中傷合戦をしたり、くだらない話し合いをしたり、物を贈ったりお金渡したりしているから。

そんな後ろめたい選挙を見ていたら、「政治は悪い人がやるものなんだな」「政治家は悪い人がなるもんなんだな」と子供たちは思ってしまう。

日本中でそんな風になっていませんか?

『参政党』は正々堂々と選挙・政治をやる

『参政党』は正々堂々と選挙・政治をやる

参政党は、正々堂々と選挙をやる。

悪いことをする人の方が選挙に強いかもしれないけれど、そんなものはいつまでも続かない。
勝ったとしても不正なことをやっていたら、党から罰則を与えたり辞めてもらったりする。

政治が良くなるプロセスを見せたり、あるべき選挙の形を見せたりすると、党員が「やってて楽しい」と言ってくれる。

「町が変わるかもしれないから」
「子供たちに良いものを遺せるかもしれないから」

やってて楽しい政治、町づくり、子供の教育、それをやっていきましょう。

参政党は参政党のやり方でやる。
そのために参政党をつくった。

「キレイ事だ」と言われるけれど、あるべき姿を語り、理想の姿を追求している。
理想がなければ政治なんてやっててもやり甲斐がない。

小さなことで良いから少しずつ変えていく。
そういった行動が心を打つ。

日本人は心根がキレイで性善説で人を信じてくれる人が多いから。

反面、騙されやすいのが日本人の弱い所だから、外国資本とかに対しては騙されないようにちゃんと勉強して向き合っていかないといけない。

でも、日本人同士の間では信頼関係でつながっていくことが大事。

「理想を追求してやってもちゃんとやり方を考えれば、みんなの気持ちが動けば変わるんだ」という実績を2022年参院選でつくれた。

これは日本の政治にとって大きな一歩だったかもしれない。

『参政党』は地方から日本を変える!
『参政党』は地方から日本を変える!

『参政党』は地方から日本を変える!

まず議員自身がみなさんと一緒に勉強する。

それを咀嚼して議員からもみなさんへ伝える。

そして、地域の課題をとらえて、みんなで一緒に行動していく。
そのなかに起業する人がいれば、地域の雇用が生まれる。

市民のみなさんからすれば、参政党の議員がいれば…

・地域で勉強会がひらかれる。
・議員が色んなことを教えてくれる。
・生活が良くなる。問題が改善する。
・議員が色んな事業提案をしてくれる。

こんなことをするのはハードルが高いと思うかもしれないけれど、当たり前といえば当たり前の話。

とはいえ、いきなり全部は難しいかもしれない。
当選したらといってすぐに実現できるわけじゃない。4年5年かかる。

だから、理念と信念をもってやり続ける人が必要。

議員になったら出来る事からやってもらう。
たとえ議員になれなくてもやって欲しい。
そうしたらその内、議員にだって、市長にだってなれるはず。

みなさんに求められる、みなさんに愛される議員になって欲しい。

そうすれば、子供たちが「私も将来あんな議員さんになりたいな」と言ってくれる。
政治家が尊敬されていた時代は「末は博士か大臣か」と言って、子供の将来の夢が「総理大臣」だったけど、今は政治家になりたい子供なんていないから、そうなったら議員として最高。

そして、議員としてのモデルがある程度つくれたら、後輩を育てておいて次の世代へ譲っていく。

譲っていけるようにしておくためにも自分の事業があった方が良い。
だから、事業を育てておいて経済的な安定もつくっておく。

こんな議員になれたら、「辞めたい」と言っても「辞めないで!」と言われるはず。

参政党からはそういう議員がたくさん出していく。

そうすることによって、地方から日本が変わる。

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